■16:00 スキポール空港に着陸

 飛行機を降りると高揚感よりも、なんとなくどんよりした気分だ。
これは12時間のフライトの疲れか、それとも小雨が降っているように見えるからか。「硫黄島からの手紙」のせいかもな(笑)
まずはトイレにピットインしたが、早速オランダ人サイズの洗礼を食らう。
便器や洗面台の高さなどがいちいち高いのだ。日本の標準よりも10cmは高く見えた。さすが巨人の国。
そしてあっさりとした税関をくぐり抜けて、手荷物の回収に向かう。
しばらくするとまずハリー君の段ボールが出てきた・・・ターンテーブルに載って。ま、いいか。
段ボール箱は角が少しつぶれている程度で、大きな損傷は見あたらなくて大丈夫そうだ。
その後、Crusoe入りのスーツケースとIKEA袋も無事に出てきた。
カートに乗せ屋外の屋根のある場所に移動すると、まだ雨が結構しっかり降っていた。まじっすかー。
   
   ▲けっこう本降り。いきなり雨天走行っすか。
 
組立に夢中になって置き引きに遭わないように、壁に背を向け露店でも広げるかのように組立を始めた。
組立場所はバス乗り場近くなので、物珍しげに見られまくるが気にせず組み立てた。まぁいつものことだしな。
組立中に横の回転ドアブロンプトンが通るのを2回も目撃した。しかも一台は乗ったままだ!
ええんかな〜、アレ? とかいってるうちに組立完了。
幸いHurricaneもCrusoeも問題なく走行できる状態になった。これで自転車での旅を実現できそうだ。
 
スーツケースと段ボールは不要になったので、ゴミ箱に捨てたった。うそ。
空港の地下にはコインロッカー(スーツケースが入る特大サイズ)と荷物預かり所があって、そこに預ける事にしていたのだ。
7日間預けた場合、コインロッカーではたしか54ユーロくらいだが、預かり所だと32ユーロだそうなのでそちらにスーツケースを預けた。
ちなみに後日引き取りにきたとき請求されたのは24ユーロなんだよね。謎。
段ボールもキープしておきたかったが、帰りはBicycle Box(KLMの自転車用段ボール)が買える(…はず)ので、いいやー捨てちゃえー。
ところが段ボールを捨てようにも捨て場所がない! というかゴミ箱がない! どうしよう?!
仕方ないのでインフォメーションに聞いてみた。
「コレ捨てたいんだけど〜」と聞くと、お兄さんに「えっマジで?!」って顔された(笑)
でも「その辺の柱の影に置いておけば、あとで電話して回収させるよ」と言ってくれた。ありがたや。