Eタイプのフロントディレイラー

 シマノMTB用FDにはEタイプと言って、BBの部分に挟み込んで取り付けるタイプがあります。特徴をまとめると、
   ○ FDの取付位置(高さ、角度)の調整が必要ない。使用中に位置が狂うことがない。
   ○ ロー側にチェーンが落ちにくい。
   × アウター44TのMTB用クランク専用。
   × 対応フレームが必要。寸法はサイクルベースあさひのページを参照。
   × 対応BBでないとチェーンラインがずれる。
・・・ってなところです。自作派的には所定の寸法位置にM5のねじ穴があれば取付可能なんで、FD台座製作が楽かもとDAHONのFD用検討に1ヶ買ってみました。
 
 
 現物見てみるとリンクの部分(赤矢印のところ)が、ちょうどシートチューブの後ろに回り込むように飛び出しているのね。オーソドックスなダイヤモンドフレームなら、シートチューブ直下にBBシェルがあるので問題ないんです。が、DAHONBD-1だとBBシェルがシートチューブの前についているので、この赤矢印の部分がもろにシートチューブに干渉するんですわ。うーん、もくろみはずれてショック。ついでに言うとM5ねじで共締めする部分周辺(黄色矢印)が盛り上がっていて、シートチューブ径がφ39mm以上だと干渉しそうです。*1DAHONは約φ40mm。まぁ0.5mmくらいヤスリがけすればいいんですが、M5ねじを共締めするだけの台座さえ入る隙間が無さそうです。ちぇっ。
 んで結局は□30mmのアルミ角棒を削りだして、上から見たら h の形をした台座をフレームに直づけって線で検討中です。物は出来たのだが、仕上げが粗いので写真は無し。仮組みしたいが時間無し。今月は無理かもー。ちなみに窓枠のいい人…じゃなかった、サッシのいい人なら「シートチューブφ40ならFD取付位置が外よりになりすぎて、インナーに落ちないかも」などと思うかも知れませんが、そういう方法でDAHON SpeedにFD付けている御仁もいるのでまずはトライの方向で。

*1:シマノによるとシートチューブ径34.8mmまでの対応だそうですが、だったらバンド締めのFD使うっちゅーねん。