母が逝ってしまいました。

ガンで闘病中だった母が、22日未明に他界しました。
 
ガンが最初に見つかったのは3年前。
祖母の家で体調不良になり、病院での検査結果は直腸がんですでにかなり進行していました。
幸い抗ガン剤と手術で直腸がんはほぼ完治。
その後は転移を押さえるために、抗ガン剤を使った化学療法を続けていました。
 
ところが今年になってから慢性的な乾いた咳が続くようになり、
肺への転移がはっきりと分かるようになっていました。
9月にはこれ以上有効な薬が無い事を告げられ、
階段を登ると息切れしてしまうなど、体力的にも弱っているようでした。
このころから週4〜5日は実家に寝泊まりするようにして、
洗濯や買い物などの世話を焼いていました。
ところが10/15(水)の朝に呼吸困難を起こして、急遽入院。
医者からこっそり告げられたのは、最後の日が近いと言うことでした。
 
そうは言っても、酸素吸入していれば普通に会話できていたので、あまり実感が沸きません。
最後と言っても今年いっぱいの話かなぁと最初は思ってましたが、
医者の説明を繰り返し聞くうちにそんな悠長な話ではないと悟りました。
 
日一日と体調が悪くなり、酸素吸入量も増えていました。
いやぁ、自分を産んで育ててくれた人が、
だんだんと死に近づいているのを見るのはかなりキツイっすな。
 
そんななか20日(月)の深夜に病院から緊急の呼び出しがありました。
夕方に見舞いに行ったときはフツーに会話できてたし、ベッドの上に座ってテレビを見ていたのに・・・
病院に私と弟が到着してから程なくして意識不明に。
その後は丸一日病室に付き添っていましたが、
22日(水)未明に息子夫婦と孫の5人に囲まれて他界しました。
享年62歳。
 
まだ早いよなぁ。
私も三十代半ばで喪主をやるつもりはなかったのですが。
見せたい風景も食わせたい物も色々あったのに、
縫ってもらいたい物も色々あったのに、
それらは果たせなくなってしまいました。
 
今はただ一言、
三年間、闘病お疲れ様でした。